江戸っ子代表・カシピーの連載トーク
Vol.12 Jazz喫茶は、憩いの場所

名古屋の方々には、あまりピンと来ないと思いますが、東京は喫茶店減ったね。元々名古屋みたいにたくさん無いけど、それにしても減った。駅前や、繁華街もチェーン店のコーヒーハウスみたいなのは増えたけど、いわゆる昔ながらの喫茶店は探さないと無いね。まぁ、元々落ち着きが無いから、喫茶店なんてあまりすすんで行ったこと無いんだけど。あ〜青春の思い出が、少しあるかなぁ。Jazz喫茶、Rock喫茶もないもんね。そう言えば、我らが高田馬場オライリィ、DUOも前のオーナーの時は、純粋なJazz喫茶だったんだよね、まだ奥にスピーカーあるし。

22〜23才の頃、非常にダウナーな時期がありまして、休みといってもやる事もなけりゃ、いく所も無いしのような日々を過ごしておりました。その頃、最寄駅、小岩の駅前にJazz喫茶があって、なんとなく、毎週行ってました。もう名前も忘れてしまったけれど。当時別に、Jazzファンでもなんでもなかったわけで、ただただそこで、デカイ音でかかっているなんだか分からないモダンJazzのレコードを1〜2時間聞いて過ごすだけだったんですが。1階は、まぁ普通の喫茶店、とはいっても2階の音がでかいからBGMとしては、うるさいだろうけど。狭い階段に、新入荷のレコードが何枚か飾ってあって2階に上がる、左手にドデカイスピーカーが2台、そのスピーカーに向かって、一人がけのイスとテーブル(飛行機とか、新幹線のテーブルぐらい)が両側の壁際に5列ぐらいあったかな?真中に、二人座れるようなテーブル席が2つぐらいあったような記憶が。薄暗い室内、2階は会話禁止。美味くも無いコーヒーだったけど、おじさんが凄く愛想のいい笑顔で迎えてくれたっけ。今思うと、おじさん日曜しかいなかったから、別の仕事もってたんだろうな。一度、小脇にレコード抱えて行ったら、おばちゃんが「何のレコードですか?」って言うんで、「あっ、ロックです」と言ったら、なんだか寂しそうな顔してたっけな。その後、近所に小さいJazzのライブハウスも出したみたい。でも、おじさんが亡くなって、両方の店閉めたと、後からその店に出てた人に聞いたのだけど。もうどっちの店のあった所も、ビルになってしまったけれど。そんな風に思いだす場所ってだんだん少なくなってきたよな。その時期は、なんだかそれ以外の記憶もあまりないんだけど。階段にあったレコードがなんだか分かったのは、随分たってからだ。1枚はリー・モーガンの「サイドワインダー」だった。

<プロフィール>
鹿志村茂臣(The Whooligans)

エアコンも直せる、ブルース・ハーモニカプレイヤー。 ちなみに、日本最高のパブロッカーおしょう氏の命名によるブルースネームは "エアコンスリム"、 なかなかCool! ザ・フー・
トリビュートバンド、THE WHOOLIGANSのVo&仕切り担当。 自らのハーモニカ・インスト・ロックバンド、 Battersea Power Stationを率いて東京で活動中。


March 8, 2004

今回の1枚
CHAPMA / WHITNY 「Streetwalkaers」

元ファミリーの、Roger Chapman tとCharlie Whitnyが組んだ74年のデュオアルバム、結局この後メンバーを加えアルバムタイトルを、バンド名にしたSTREETWALKERSへと発展する。ファミリー自体ストレンジな、何風とは、一口で言えないバンドだったが、こちらも一口では言えない、イギリスのバンドらしいひねくれたバンドだ。ハードだったり、シティポップ風だったり捕らえどころがないが、そこが魅力とも言える。ボーカルのロジャーは、プレスリーに憧れていたらしく90年代には、プレスリーのカバーアルバムも出している。ここには、プレスリー風の歌唱は皆無だけど。ギターの、チャーリーの弾く、スティールが所々にいい味を出している。このアルバムのウエットなサウンドはまさに、ブリティッシュ。参加メンバーも、Ian Wallace, Mike Jiles, John Wetton, Rich Grech, Max Middleton, Mel Colins等々ブリテッシュロック裏名鑑みたいなもんだね。ジャケットの佇まいも俺好みだね、コーテイングだし。しかし、CD化されてないかもしれない・・・・・俺はFamilyよりStreetwalkersの方が好きだな。そういゃ、Walkersっていう、クリップス(イギリスのポテトチップス)のメーカーあったな。

 

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